ハ ー メ ル ン の 笛 吹 き 男
むかしハーメルンという町にたくさんのネズミが住みつく
ようになりました。
街の人たちが退治しようとしましたがネズミが減ることは
ありませんでした。
そんなある日、街に男がやってきて金貨をくれたら
ネズミ退治してあげましょうと言いました。
街の人たちは喜んで男の要求を受け入れました。
男は笛を吹き始めるとその音色に街中のネズミたちは操られ
男の後をついて行きました。
男はネズミたちを川へ入るように誘導し一匹残さず溺死させ
ました。
街の人たちは喜びました。
男は報酬の金貨を要求しましたが街の人たちは惜しくなり
金貨を渡すことを拒否しました。
約束を破られたことに腹を立てた男は街から姿を消しますが
数日するとまた街に戻って来ました。
そしてまた笛を吹き始めました。
すると街中の子供達がネズミの時のように男に集まり後を
ついて歩き始めました。
男は子供を洞窟の中に誘導し、内側から封印して
男も子供達も二度と戻って来ることはありませんでした。
赤 ず き ん
<Little Red Riding Hood>
むかしあるところの可愛らしい女の子がいました。
その娘はおばあさんが作ってくれたお気に入り赤いずきんを
毎日被っていたのでみんなから赤ずきんと呼ばれていました。
ある日赤ずきんはおばあさんの家にケーキとワインを持って
いくようにお母さんから頼まれました。
赤ずきんは森でオオカミと出会いました。
赤ずきんがおばあさんの家に向かっていることを知った
オオカミは、おばあさんに花を摘んで持っていくように
進めました。
オオカミは赤ずきんが花を摘んでいる間におばあさんの
家に行き、おばあさんをまる飲みしました。
赤ずきんは摘んだ花を持っておばあさんの家に行くと、
おばあさんの格好をしたオオカミにまる飲みに
されてしまいます。
通りかかった猟師がおばあさんの家を除くと大きなお腹をした
オオカミが眠っていました。
猟師はハサミでオオカミのお腹を切り開き、赤ずきんと
おばあさんを助け出しました。
い ば ら 姫
ある国に子供を欲しがる国王夫婦がいました。
そしてようやく女の子を授かることが
できました。
祝いの席にその国に住む13人の魔法使いのうち
12人の魔法使いが招かれました。
魔法使いは一人ずつ贈り物の言葉を送り、
11人目の魔法使いが贈り物の言葉を言い終えた
時に、呼ばれなかった13人目の魔法使いが
やってきて、王女が「15歳の時につむに刺さ
って死ぬ」という呪いの言葉をかけました。
12人目の魔法使いが「王女は錘が刺さっても
百年の間眠るだけ」という言葉に修正する。
15歳に成長した王女は城の塔の一番上の
部屋の老婆がつむいでいた錘で手を刺し、
眠りに落ちてしまう。
その眠りは城中に広がり全ての者が眠りに
ついてしまった。そして城の周りにはいばらが伸びて城を覆い尽くした。
長い年月が経ち、いばら姫が眠ってから
百年が経った日、一人の王子が噂を聞きつけて国にやって来ました。
王女は目を覚まし二人は結婚し死ぬまで
幸せに暮らしました。
人 魚 姫
遠い海の底に、人魚のお城があり人魚姫が住んで
いました。15歳になると海から出て人間の世界に行くこと
が出来る。人魚姫は15歳を迎えると海の上に顔を出し人間
の世界を覗きます。
そこには綺麗な明かりをつけた船が浮かんでいて王子様が
乗っていました。 人魚姫は王子様に恋をしました。
その時海は嵐になり海は船を飲み込みました。
人魚姫は海に沈んだ王子様を助けて浜辺まで運びました。
どこからか娘の声がしたので人魚姫は海へ姿を隠しまた。
目を覚ました王子はその娘に助けられたと勘違いします。
自分も人間になって王子様のそばにいたいと思った
人魚姫は魔女に美しい声と引替えに、人間にしもらえる
約束をしました。ただし王子様が他の女性と結婚すると
2度と人魚姫には戻れず、海の泡になって消えてしまうと
いう条件がつきました。
薬を飲み人間の姿で倒れている人魚姫を助けた王子様は
お城に連れて行きます。
声をうしなって何も話せない人魚姫を王子様は妹のように
可愛がります。
ある日王子様は助けられたと勘違いした娘と結婚すると
聞かされます。
ナイフで王子様を殺せば人魚姫は海の泡にならなくて済む
と教えられますが、愛する王子様を殺すことができない
人魚姫は、海に飛び込み海の泡になってしまいます。