Garden plant town
決め事だらけの世界は
それなりに秩序が保たれていて
とても生きやすい世界に思える
しかし所詮は誰かの都合で作られた世界
自由には向かない閉じた世界
まるで綺麗な花々で作られた
植木鉢のようだ
夢 な き 日 常
繰り返される日常
そんな日々にもマヒしてしまっている自分
気がつけば月が空にいて
空はとっくに眠っている
そういつも同じ情景
昨日も今日も、そしてきっと明日も
子供の頃の私は未来の自分に
今の私を描いていただろうか…
風 人 の 詩
風はずっと昔から
全てを見続けている
私たちが生まれるすっと前から
この街が生まれるずっと前から
世界中の全てを知っているって…
そんな風は時の旅人
ヒューヒューと吹く声は
風人の詩のように聞こえる…
小 さ な 小 さ な 世 界
考えようによっては
宇宙は大きいようで小さい…
そう感じる時がある
計る物の観念によっては
手のひらの中に
すっぽりと入ってしまうような
小さな空間…?
なんて思う事がある
M o o n  C a f f e
小さな街のカフェに
明かりが灯る頃
夕暮れ空に姿を現した月の姿が
まるでコーヒーカップから
顔を覗かせるかのように
浮かんで見える
そんな光景
ほんのひととき現実から離れ
一杯のコーヒー分の休息の時
h e a r t
人は心を持っているが 上手く使えない
使い方が不器用だから
思いを上手く伝えられなかったり
思い通りの道を上手く歩めなかったりする
私が言いたい事や 歩みたい道は
ホントはとっくに決まっているのに…
気がつけば毎日が思いとは違う日々
心がもっと育っていれば
器用に振る舞うことができるのに…
M o o n  B o u l e  T o w n
小さな海に浮かぶ
植木鉢のような小さな世界
そんな世界の小さな空の入口から
月が覗き込み
そんな世界の小さな空の入口から
星々が降りそそぎ
海に落ちた星々は
まるでソーダー水の泡のように消えてゆく
小 さ な 世 界
建物の隙間から
星空の広大さを感じた時
今居る世界が
いかに小さな世界なのかを感じる
そこに存在して居る私は
もっともっと小さな存在
小さな世界から
大宇宙に流れる星は見えても
大宇宙の視野からは
私の流した涙に
気づくことは無いだろう…
記 憶 の 街
ずっと遠い昔の記憶
眠って居る記憶の片隅に
幼い頃に大切にしていた
小さな記憶の欠片が
置き去りになっていた
その記憶は
私が幼い頃に過ごした
街の思い出
父や母と過ごした時間
気付けはそんな記憶は
すっかり忘れ去れた昔の時間
そう 目を閉じて
ゆっくり時を辿って行くと
あの日の記憶が蘇る
心の奥が暖い何かで
優しく包まれていた
幼い頃の私の姿
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